20代の貯金額とリアルな中央値!平均の罠と1000万超えの貯め方
20代の貯金額とリアルな中央値!平均の罠と1000万超えの貯め方に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
「20代の平均貯蓄額は数百万円」という見出しを目にするたび、激しい焦燥感に駆られる人は少なくありません。しかし、統計データを読み解く上で最も警戒すべきなのが「平均値の罠」です。
平均値は、ごく一部の富裕層や遺産相続者、起業成功者などが保有する数千万円単位の突出した資産によって大きく吊り上げられます。たとえば、貯金0円の人が9人、貯金1000万円の人が1人いた場合、10人の「平均値」は100万円になります。しかし、実態として90%の人は貯金ゼロです。
より現実に即した実態を把握する指標が、数値を小さい順に並べた中央に位置する「中央値」です。金融広報中央委員会が実施した『家計の金融行動に関する世論調査』の最新データ(金融資産非保有世帯を含む単身世帯)を精査すると、20代単身世帯の貯金中央値はわずか20万円前後にとどまります。平均値の約160万円という数字と中央値の間には、実に8倍もの決定的な開きが存在しているのが客観的事実です。