顔や顎の治らないデキモノは歯が原因?見落とされやすい外歯瘻の正体
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外歯瘻の直接的な引き金となるのは、歯の根尖部(根の先端)に膿が溜まる「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」です。進行した虫歯を放置したり、過去に神経を抜いた歯の内部で再び細菌が繁殖したりすると、歯根の周囲にある歯槽骨の中で炎症が激化します。
行き場を失った大量の膿は、内圧が高まることで周囲の骨を溶かしながら外へと進みます。通常は歯ぐき側に穴が開くことが多いものの、歯根の位置や筋肉の付着部との位置関係によって、膿が骨の外側から皮下組織を貫通し、顔や顎の皮膚表面へと排膿路(瘻孔)を形成します。これが外歯瘻と呼ばれる現象の正体です。
特に下顎の奥歯(大臼歯)や前歯の根尖部は皮膚との距離が近く、重力や解剖学的な構造の影響を受けやすいため、顎下部やフェイスラインに瘻孔が開きやすい特徴を持っています。