実業家とは何か?起業家との決定的な違いや驚きの年収・共通点を徹底解剖
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実業家の年収を語る際、一般的なサラリーマンの給与モデルと同じ定規で測ることはできません。国税庁が公表する「民間給与実態統計調査」のデータを見ると、資本金10億円以上の大企業役員でも平均年収は約1,500万円から2,000万円前後に落ち着きます。しかし、メディアを賑わす著名な実業家たちの生活水準や資産規模は、この水準を遥かに超越しています。
実業家の富の正体は、月々の役員報酬ではなく「保有する株式の価値と配当収入」です。例えば、フォーブス誌が公表する日本の富豪ランキング常連の実業家たちを見れば、その構造は一目瞭然となります。
ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏や、ソフトバンクグループ代表の孫正義氏、キーエンス創業者の滝崎武光氏らは、保有株式の時価総額だけで数兆円規模の個人資産を築いています。柳井氏の場合、年間で受け取る配当金だけでも百億円単位に達すると試算されており、所得税の最高税率(45%+住民税10%)が適用される給与所得とは異なり、株式配当や売却益は分離課税(約20%)が基本となる税制構造も資産形成を加速させています。
一方で、中小規模の事業を手掛ける実業家層に目を向けると、年収の実態は大きく二極化しています。年商数億円規模の会社を複数経営し、年収3,000万〜5,000万円を安定して得る層がいる反面、事業拡大のために自己役員報酬を月額数十万円に抑え、すべての利益を事業投資に再投入している実業家も珍しくありません。実業家の世界とは、「上限は天文学的だが、足元を誤れば個人保証で多額の負債を背負う」極端なリスク・リターンの世界です。