アブに刺された跡が腫れてしこりに?黒ずみを残さない正しい対処法
アブに刺された跡が腫れてしこりに?黒ずみを残さない正しい対処法についての最新情報をご紹介します。
アブに刺された箇所が蚊よりも激しく腫れ上がる最大の理由は、その「吸血方法」にあります。蚊は細い口針を毛細血管にスムーズに刺し入れますが、アブは鋭いはさみのような大顎で皮膚を切り裂いて出血させ、にじみ出た血液をすするという極めて物理的な破壊を伴う吸血を行います。
この際、アブの唾液に含まれる血液凝固阻止成分やアレルギー誘発物質が皮下組織へ直接注入されます。体内では異物を排除しようと過剰な免疫反応が起き、ヒスタミンや炎症性サイトカインが大量に放出されます。アブの虫刺されによる腫れのピークは刺されてから24〜48時間後に訪れることが多く、翌日になってから患部が熱を持って赤く肥大化する傾向があります。
さらに厄介なのが、腫れが引いた後に残る「しこり」です。皮膚の深部で起きた強い炎症によって組織が線維化し、皮膚が硬い結節(しこり)となって残る現象で、数週間から数ヶ月にわたって触れるとコリコリとした感触が続く場合があります。この強い痒みに耐えかねて皮膚をかきむしってしまうと、表皮のメラノサイトが刺激され、大量のメラニン色素が沈着して頑固な黒ずみ(炎症後色素沈着)へと進行してしまいます。