つむじが2つは天才?きかん坊やハゲの噂と確率・髪型対策を徹底検証

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頭頂部に渦を巻く毛流、いわゆる「つむじ(旋毛)」。日本人の大多数は頭頂部に1つのつむじを持っていますが、日本国内の皮膚科学および人類学的調査データによると、つむじが2つ存在する人の割合は人口の約7%前後と報告されています。100人に約7人という数字は、学校の1クラス(約30〜35人)に2人程度は存在する計算になり、決して異常な奇形などではなく、健康なバリエーションの一環です。なお、極めて稀につむじが3つ以上存在するケースもあり、その確率は1%未満とされています。

この毛流の渦は、母親の胎内にいる妊娠10週から16週頃というごく初期の段階で形作られます。胎児の頭部が急速に成長する過程で、皮膚が引き伸ばされる張力(物理的ストレス)と、毛包(毛根を包む組織)が斜めに向かって発生する方向性が組み合わさることで渦巻きが生じると考えられています。頭蓋骨の成長中心がわずかに分散したり、表皮の伸展パターンが複雑に重なり合ったりすることで、2つの中心点を持つ毛流が形成されます。

親世代から「赤ちゃんにつむじが2つあるけれど、遺伝したのか」という相談が皮膚科や小児科に寄せられる場面は日常茶飯事です。結論から言えば、つむじの数や渦の巻き方には遺伝的素因が関与している可能性が高いものの、単一の遺伝子だけで決まる単純な遺伝形式(メンデル遺伝)ではありません。毛流に関わる複数の遺伝子と、胎児期の物理的環境が複雑に絡み合う「多因子遺伝」であるため、両親のつむじが1つであっても子どもに2つ現れることは日常的に起こり得ます。

つむじの向きに関しても興味深い統計が存在します。日本人のつむじは右巻き(時計回り)が約50〜60%、左巻き(反時計回り)が約40〜50%とほぼ拮抗しています。つむじが2つある人の場合、「右巻き×右巻き」「左巻き×左巻き」という同方向の組み合わせだけでなく、「右巻き×左巻き」という互いに反発し合う逆方向の渦を持つケースも珍しくありません。この渦同士の干渉こそが、後頭部の毛髪が左右にパカッと割れてしまう物理的な原因となっているのです。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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