慣習法とは?成文法との違いや日本での具体例・成立要件を徹底解説
慣習法とは?成文法との違いや日本での具体例・成立要件を徹底解説とは一体何なのか? 詳しい意味を整理してお届けします。
世界に目を向けると、慣習法が国家体制や世界秩序の根幹を担っている例が数多く存在します。
代表格がイギリスです。イギリスは単一の法典としての「成文憲法」を持たず、歴史的な文書(マグナ・カルタなど)と判例、そして長年の政治的慣行である憲法慣習によって統治される「不文憲法(コモン・ロー体系)」を維持しています。首相の任命基準や内閣不信任決議に伴う議会解散のルールなど、国家の中枢機能の多くが慣習法によって運用されています。
さらに、国家間の関係を律する「慣習国際法」も見逃せません。国際社会には世界政府のような統一的な立法機関が存在しないため、国家間の長年の実践と「これを守るべき」という法的確信によって成立する慣習国際法が、条約と並ぶ二大法源として機能しています。国家主権の尊重、公海自由の原則、外交官の不可侵権などは、明文化された条約を結んでいない国同士であっても慣習国際法として等しく拘束力を発揮します。