大根のビタミンCは加熱で死滅?皮と葉に眠る圧倒的栄養と賢い食べ方

大根のビタミンCは加熱で死滅?皮と葉に眠る圧倒的栄養と賢い食べ方について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

大根を調理する際、繊維の硬さを嫌って皮を厚さ3ミリほど剥き、青々とした葉を切り捨ててはいないでしょうか。食品成分データの詳細を比較すると、この習慣がいかに莫大な栄養素を廃棄しているかが浮き彫りになります。

大根の部位別栄養を比較すると、最も日常的に食されている白い「根(可食部中央)」は水分が約95%を占め、ビタミンC含有量は100gあたり約12mgです。ところが、大根の皮栄養に目を向けると、外皮から外側2ミリの層には、中心部の約1.5倍から2倍に及ぶビタミンCが集中しています。さらに毛細血管を強化するポリフェノールの一種「ルチン」も皮周辺に多く存在します。

驚くべきは大根の葉のビタミンCです。緑黄色野菜に分類される葉の部分には、100gあたり約53mgものビタミンCが含まれており、これは淡色野菜である根の部分の4倍超に達します。加えて、β-カロテン、カルシウム、ビタミンKも豊富であり、栄養価の観点から言えば「葉こそが本体」と表現しても過言ではありません。

部位・調理状態詳細・数値データ(100gあたり)一般的な基準・相場編集部の見解・評価根(皮なし・生)ビタミンC 約12mg / 水分 94.6g成人の推奨量:100mg/日淡色野菜としては標準的。サラダやおろしで熱破壊ゼロを狙うのが基本。皮周辺(生・外側2mm)ビタミンC 約18〜24mg / ルチン含有中心部の約1.5〜2.0倍廃棄は致命的。きんぴらや細切りサラダに回すことで摂取効率が劇的に跳ね上がる。葉(生)ビタミンC 約53mg / β-カロテン 3900μgホウレンソウ(生35mg)を凌駕文句なしの栄養爆弾。油炒めや塩もみでビタミンCと脂溶性ビタミンを同時に回収可能。根(煮込み・具材のみ)残存ビタミンC 約4〜5mg(約35%)茹で調理による残存率相場:40%前後具材だけでは大きく目減りする。汁を飲む料理にしない限りビタミン補給効率は悪い。根(汁ごと摂取のスープ)総回収率 約70〜80%(熱分解分を除く)家庭料理における高効率水準加熱でカサが減るため、生食以上の重量を食べられる実質的なメリットが大きい。
中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest