東芝は中国企業になったのか?白物家電・レグザ売却の真相と現在
東芝は中国企業になったのか?白物家電・レグザ売却の真相と現在の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
ネット空間で飛び交う「東芝=中国企業」という言説は、半分正しく、半分は完全な誤解です。この誤認が生まれた最大の要因は、消費者の目に最も触れやすい「白物家電」と「テレビ」という二大家電事業が、相次いで中国の大手家電メーカーに買収されたことにあります。
生活者が日常で接する「東芝」は、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、そしてテレビです。これらを作っている会社が中国資本の傘下に入ったため、「東芝そのものが中国に身売りした」という印象が強烈に刷り込まれました。しかし、発電設備、鉄道システム、量子暗号通信、パワー半導体などを手掛ける東芝の事業本体(株式会社東芝)は、中国企業に買収された事実はありません。
東芝本体は現在、エネルギーインフラや社会インフラ、デジタルソリューションを中心としたBtoB(対法人・対国家)企業へと完全に舵を切っています。日常の店頭で目にする「TOSHIBA」のロゴを冠した家電製品は、東芝本体が直接製造しているのではなく、過去に切り離された事業会社がブランド名の使用権(ライセンス)を行使して販売しているのが実態です。