甲斐バンド『安奈』モデルは実在する?誕生秘話と名曲に隠された真実
甲斐バンド『安奈』モデルは実在する?誕生秘話と名曲に隠された真実について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。
甲斐バンドの歴史を語る上で欠かせない転換点が、1979年10月5日のシングル『安奈』リリースです。直前の1978年末に発売された『HERO(ヒーローになる時、それは今)』は、セイコーのCMソングとしての爆発的な露出も手伝い、バンド初となるオリコン週間チャート1位を獲得。日本のロックバンドとして前人未到のセールスを記録しました。
しかし、巨大な成功の直後には必ず「次作はどうするのか」という過酷なプレッシャーが待ち受けます。疾走感あふれるロックナンバーで天下を取った直後、フロントマンの甲斐よしひろが選んだのは、意表を突く哀愁のミディアムバラードでした。
派手なエレキサウンドではなく、ガットギターや12弦アコースティックギターの繊細な響きを前面に押し出したアレンジは、周囲の予想を鮮やかに裏切る挑戦でした。結果として『安奈』はオリコンチャートで最高4位を記録し、50万枚を超える大ヒットを達成。甲斐バンドが一発屋で終わるロックグループではないことを世に決定づけたのです。