バルセロナ対チェルシー因縁の真相!名勝負の歴史と対戦成績を解剖

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2009年の怨敵対決から3年後、2012年のCL準決勝で両者は再び相まみえます。この激突は、チェルシーにとって残酷な運命を清算する「復讐劇」となりました。

第1戦を本拠地で1-0と制したチェルシーでしたが、カンプ・ノウでの第2レグは絶望的な展開から幕を開けます。セルヒオ・ブスケツに先制を許すと、チェルシーの精神的支柱である主将ジョン・テリーが相手FWアレクシス・サンチェスへの膝蹴りで一発退場。さらにアンドレス・イニエスタに追加点を奪われ、トータルスコアで逆転を許します。10人になり、敵地で2点ビハインド。チェルシーの敗退は誰もが確実視していました。

しかし前半アディショナルタイム、フランク・ランパードのスルーパスに抜け出したラミレスが、飛び出したGKビクトル・バルデスをあざ笑うかのような芸術的ループシュートを沈めて反撃の狼煙を上げます。アウェーゴール差で再びチェルシーが優位に立ちました。

後半、総攻撃を仕掛けるバルセロナはペナルティキックを獲得。キッカーは世界最高のフットボーラー、リオネル・メッシ。しかし、メッシの放った強烈なシュートは無情にもクロスバーを直撃しました。当時、メッシはチェルシー戦で通算8試合ノーゴールという異例のジンクスに苦しんでおり、そのプレッシャーが決定機での狂いを生んだと報じられました。

試合終了間際の90+2分、バルセロナの猛攻を耐え抜いたチェルシー陣内から前線へ大きくクリアボールが蹴り出されます。ハーフウェーライン手前でボールを収めたのは、途中出場のフェルナンド・トーレスでした。広大な無人のスペースを独走したトーレスは、バルデスを軽やかなフェイントでかわし、無人のゴールへボールを流し込みます。イギリスの生中継で解説を務めていたガリー・ネビルが言葉にならない叫び声をあげ、カンプ・ノウが凍りついたこの瞬間、チェルシーは2009年の悪夢を完全に払拭し、クラブ史上初となるCL制覇へと突き進んだのです。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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