高速道路でブレーキ時ギアを落とすは誤り?学科試験の罠を徹底検証

高速道路でブレーキ時ギアを落とすは誤り?学科試験の罠を徹底検証とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

運転免許試験マルバツ問題解答において、この設問の判定は「誤り(×)」です。免許取得を目指して勉強している方の中には、「教習所でエンジンブレーキを積極的に使えと教わった」「数回に分けてブレーキを踏む(ポンピングブレーキ)のは正しいはずだ」と記憶しており、反射的に「正しい(○)」を選んでしまうケースが後を絶ちません。

この設問が誤りである決定的な理由は、「高速道路を走行中にブレーキをかける最初の手順として、いきなり一段低いギアに落とすこと」が極めて危険だからです。警察庁交通局が監修する交通教則における高速道路安全運転基準を確認すると、高速走行からの減速・停止について次のように定められています。

高速道路で減速するときは、まずフットブレーキを軽く数回に分けて踏み、ブレーキランプ(制動灯)を点灯させて後続車に減速の合図を送ることが最優先されます。その上で徐々に速度を落とし、車速が十分に低下してから必要に応じて一段低いギアへ落とすのが正しい順序です。設問のように「ブレーキをかけるときは、一段低いギアに落としてエンジンブレーキを使うとともに……」と最初からギアチェンジを指示する手順は、重大な追突事故を誘発する引き金になり得ます。

運転免許学科試験ひっかけ問題の典型的な構造として、「後半に極めて正しい事実(ポンピングブレーキ)を配置し、前半に紛れ込ませた危険な誤謬から読者の注意を逸らす」という心理トラップが仕掛けられています。受験者は文末のもっともらしさに気を取られ、前段の危険行為を見落としてしまう構造になっているのです。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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