インクが出る!残量あるボールペンを一瞬で復活させる裏ワザと原因解明
インクが出る!残量あるボールペンを一瞬で復活させる裏ワザと原因解明の概要と注目ポイントを徹底的にカバーしました。
上向き筆記などでパイプ内に気泡が入り込んでしまった場合、いくらペン先を温めたり擦ったりしてもインクは出てきません。この状況を打破する唯一の手段が、外力による物理的なインクの押し戻し、すなわちボールペンのエア噛み解消手順です。
文具愛好家の間で「ブンブンゴマ方式」として定着しているのが、輪ゴムの遠心力でインクを出す方法です。用意するものは輪ゴム2本とセロハンテープのみ。手順は至って明快です。
- ボールペンのキャップをしっかり閉める(ノック式の場合は芯を出し入れする可動部が暴れないよう固定する)。
- ペンの重心付近に輪ゴムを通し、ペン軸の中央部にセロハンテープで頑丈に貼り付ける。このとき、ペン先が外側を向くようにセットすることが鉄則です。
- 輪ゴムの両端を左右の人差し指にかけ、ペンをぐるぐると数回回転させて輪ゴムを強くねじり上げる。
- 左右に指を勢いよく引っ張り、ペンを高速で回転させる。これを3〜5回繰り返す。
この回転運動によって強い遠心力(G)がペン先方向へかかり、リフィル内部に溜まっていたインクが先端へと一気に押し戻され、気泡が後方へ押し出されます。
ただし、三菱鉛筆の大ヒット商品である「ジェットストリーム」を取り扱う際は注意が必要です。ジェットストリームが出ない時の対処法として遠心力を用いる場合、過度な回転は避ける必要があります。ジェットストリームの低粘度インクは流動性が極めて高く、ペン先内部にスプリングチップと呼ばれる逆流防止弁を備えています。乱暴に遠心力をかけすぎると、スプリングの隙間からインクが漏れ出したり、ペン先内部を破損させたりするリスクがあるため、まずは緩やかな体温加温とティッシュ筆記を試し、それでも復調しない場合にのみ控えめな遠心力を試すのが安全です。