バルブとは何か?仕組みと種類一覧・コックとの違いをプロが徹底解説
バルブとは何か?仕組みと種類一覧・コックとの違いをプロが徹底解説に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
産業現場で使われる主要な機器を網羅したバルブの種類一覧を押さえることは、適切な配管設計と安全管理の第一歩です。手動弁の基本4種に加え、プラントの安全・自動化を担う特殊弁の特性を整理しました。
- ゲートバルブ(仕切り弁):流路に対して仕切り板(弁体)が垂直に昇降する構造。全開時の圧力損失が極めて小さい反面、流路の中途半端な開度での使用は激しい振動と摩耗を引き起こすため全開・全閉専用。
- グローブバルブ(玉形弁):内部がS字状に湾曲しており、弁座に対して弁体を真上から押し付ける構造。流体抵抗(圧力損失)は大きいものの、流量の微調整に最も適した高いシール性を誇る。
- ボールバルブ:中央に穴の開いた球体を90度回転させて開閉するバルブ。操作が迅速で気密性が高く、現代の給配水管やガス配管で主流。
- バタフライバルブ(蝶形弁):円筒形の弁箱の中で円盤状の弁体が90度回転する構造。薄型・軽量で大口径配管の省スペース設置に優れる。
- 逆止め弁(チャッキ弁):流体の圧力差を利用して自動で開閉し、流体の逆流を物理的に阻止する弁。ポンプ停止時の水撃(ウォーターハンマー)防止に不可欠。
- 電磁弁(ソレノイドバルブ):電気信号によって内部のコイルを励磁し、プランジャを動かして自動開閉を行うアクチュエータ弁。工場の自動制御ラインの中核。
- 安全弁の役割:配管や圧力容器内の圧力が許容値を超えた際、スプリングの力に抗して瞬時に自動開放し、爆発や破損から設備と人命を守る最後の砦。
選定時の判断基準を明確にするため、主要バルブの物理的特性とコスト、推奨用途を以下の比較表にまとめました。