母乳購入の危険性と違法性|ネット売買の罠と公式母乳バンクの真実

話題沸騰中の 母乳購入の危険性と違法性|ネット売買の罠と公式母乳バンクの真実について、詳しいまとめを分かりやすく掲載しています。

厚生労働省は過去に実施した買い取り調査の結果を踏まえ、インターネット上で販売されている母乳について「乳幼児の健康を損なう恐れがあるため、購入・授乳を行わないこと」という極めて強い警告を発出しています。

同省が国立感染症研究所などと連携してネット販売されていた母乳を検査したところ、極めて衝撃的な実態が判明しました。販売されていた検体の多くから、通常の牛乳の基準値を最大1,000倍以上も上回る一般細菌が検出されたほか、人工乳(粉ミルク)や水で不当に薄められた形跡が確認されたのです。

見知らぬ他人の母乳を経口摂取することには、以下のような致命的な感染症リスクが伴います。

  • サイトメガロウイルス(CMV)感染症:免疫機能が未熟な新生児に感染すると、重篤な難聴や知的発達障害、肝機能障害を引き起こす恐れがあります。
  • 成人T細胞白血病(HTLV-1):母乳を介して垂直感染し、将来的に白血病や脊髄症を発症するリスクを抱えることになります。
  • HIV(エイズウイルス)および各種肝炎ウイルス:B型肝炎・C型肝炎など、血液や体液を媒介とする病原体が混入している危険性を完全に排除できません。
  • 黄色ブドウ球菌やセレウス菌による食中毒:搾乳時の手指の不衛生や、家庭用冷凍庫での不適切な温度管理により、毒素が産生され敗血症を招く事例があります。
  • 提供者の服薬・薬物摂取リスク:販売者がどのような医薬品、向精神薬、アルコール、違法薬物を摂取しているか外部からは一切確認できません。

法的観点からも、母乳は食品衛生法上の「食品」としての規格基準が定められておらず、無許可で販売・流通させる行為は様々な法令や公序良俗に抵触する可能性が高いグレーゾーン、あるいは明白な違法行為となります。我が子の健康を守るためにも、ネット売買の母乳には絶対に手を出してはなりません。

前田 葵

前田 葵

サステナビリティ研究家

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。

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