なぜ4国が1つに?「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の謎を徹底解説

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連合王国の歴史は、武力征服と政略結婚、そして議会統合が幾重にも折り重なったダイナミックなドラマです。最初からひとつの国として誕生したわけではなく、連合王国 成立 経緯 歴史を辿ると4段階の決定的なステップが存在します。

まず13世紀末、イングランド国王エドワード1世によってウェールズが軍事制圧され、1536年から1543年にかけて発布された「ウェールズ併合法」によってイングランドの統治機構へ完全に組み込まれました。

続いて1603年、イングランドの女王エリザベス1世が後継者を残さずに崩御した際、スコットランド国王ジェームズ6世がイングランド国王ジェームズ1世として即位。両国は同一の君主を戴く「同君連合」となります。その後、1707年の「連合法(Acts of Union)」によって両国の議会が合体し、ひとつの主権国家「グレートブリテン王国」が誕生しました。

さらに1800年の連合法により、長年イングランドの支配下にあったアイルランド王国が組み込まれ、1801年に「グレートブリテン及びアイルランド連合王国」が成立します。しかし、20世紀初頭のアイルランド独立戦争を経て、1922年にアイルランド南部が「アイルランド自由国(現・アイルランド共和国)」として離脱。プロテスタント系住民が多数を占めた北東部6県のみが残留した結果、1927年に現在の「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」へと正式改称されたのです。

🚩 【国旗ユニオンジャックの成り立ち】

連合王国の国旗「ユニオン・フラッグ(通称:ユニオンジャック)」は、3つの構成国の守護聖人旗を重ね合わせた意匠です。

  • イングランド:聖ジョージの赤十字(白地に赤十字)
  • スコットランド:聖アンドリューの斜め十字(青地に白斜め十字)
  • アイルランド(北アイルランド):聖パトリックの斜め赤十字(白地に赤斜め十字)

「なぜウェールズの旗(緑と白に赤い竜)が入っていないのか?」という疑問への歴史的回答は明快です。1606年に最初のユニオン旗が制定された時点で、ウェールズはすでにイングランドに併合された一部と見なされており、独立した国家単位として旗のデザインに組み込まれなかったためです。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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