エナジードリンクの年齢制限がない理由と子供のカフェインリスク

エナジードリンクの年齢制限がない理由と子供のカフェインリスクにまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

清涼飲料水というソフトな看板を掲げているものの、缶の中に封入されているカフェイン量は一般的なお茶や炭酸飲料の比ではありません。国内で広く流通している主要ブランドの含有量と、公的機関が示す安全基準を数値で整理しました。

商品名・対象内容量およびカフェイン量公的な摂取基準・目安値編集部の見解・評価モンスターエナジー355ml缶 / 約142mg(40mg/100ml)缶胴に「子供はお控えください」の表記中学生以下が1本飲み切ると基準値オーバーのリスク極めて大レッドブル250ml缶 / 約80mg(32mg/100ml)ラベルに飲用への配慮を求める注意書き小容量だが、缶コーヒー1杯分に匹敵する覚醒成分を急速摂取する設計ZONe(ゾーン)500ml缶 / 約150mg(30mg/100ml)「1日1本を目安に」等の注意事項明記大容量で糖分も非常に多く、長時間のゲーミング飲用で習慣化しやすいカナダ保健省(青少年の基準)体重1kgあたり最大2.5mg/日体重50kgの中高生=125mg/日まで世界で最も引用される指標。大半のエナドリ1本で上限を突破する計算健康な成人(EFSA・欧州基準)1日合計最大400mgまで単回摂取は200mg(体重1kgあたり3mg)大人は2本程度耐えられるが、短時間での連続飲用は危険領域に突入

日本国内には薬事法令に基づくカフェイン摂取の上限値が明文化されていません。しかし、農林水産省や内閣府食品安全委員会は、カナダ保健省(Health Canada)や欧州食品安全機関(EFSA)のリスク評価データを引用し、過剰摂取に対する注意喚起を継続的に発信しています。

カナダ保健省の基準に照らすと、体重40kgの小学生・中学生の上限は100mg、体重50kgの生徒でも125mgです。つまり、モンスターエナジー1本(142mg)やZONe1本(150mg)を最後まで飲み干した時点で、成長期の許容量を単独で完全にオーバーしてしまいます。コーヒーと異なり、冷たい炭酸飲料として数分で一気飲みできてしまう飲み口の良さが、過剰摂取のリスクに拍車をかけています。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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