数年に一度咲く不吉な花?「こんにゃく芋の花」の悪臭と驚きの生態
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もし栽培中や庭先で花が咲いてしまった場合、その芋はどうなるのでしょうか。結論から言えば、開花後のこんにゃく芋を収穫して食べることは不可能になります。
こんにゃく芋の主な開花時期は5月から6月頃の初夏です。春先に葉を展開するよりも先に、土中の球茎に蓄えられた膨大なグルコマンナン(主成分の多糖類)やデンプンを一気に消費して巨大な花を一気に立ち上げます。
開花という大事業を終えた後の芋は、蓄えていたエネルギーをすべて使い尽くし、中は水っぽく繊維だけが残ったスポンジ状態になります。受粉に成功して種子を残す場合を除き、親芋はそのまま腐敗して土の中で跡形もなく枯死してしまいます。生命のすべてを注ぎ込んで一度だけ咲き誇り、自らの命を散らすという、劇的で切ない生態を持っています。