たけしの挑戦状はなぜ生まれたのか?伝説の無理ゲー開発秘話と真相

たけしの挑戦状はなぜ生まれたのか?伝説の無理ゲー開発秘話と真相の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

本作が「クリア不能 理由」として恐れられる最大の要因は、プレイヤーの常識的なゲームリテラシーをあざ笑うかのような理不尽な謎解きと、ノーヒントのフラグ立てにあります。攻略本なしでの自力クリアは不可能とまで言われた代表的な狂気ギミックを振り返ります。

物語は、くたびれた中年サラリーマンである主人公が、居酒屋で出会った老人から「南太平洋に眠る宝の地図」を託されるところから始まります。しかし、そこに至るまでの手順があまりにも異次元でした。

まずプレイヤーが直面するのが「スナックでのカラオケ」です。ファミコン本体の2コン マイクを使用し、画面に流れる演歌『あめのしんじゅく』に合わせて実際にプレイヤーが声を張り上げなければなりません。しかも、ただ声を出すだけでなく、機械の気まぐれな音声認識判定をくぐり抜け、「3曲連続で高得点を出す」という極めてシビアな条件を達成した上で、店内で発生するヤクザとの乱闘に勝利する必要があります。

さらに多くのプレイヤーを絶望させたのが「宝の地図 日光」のイベントです。老人から手に入れた真っ白な地図を浮かび上がらせるため、選択肢「日光にさらす」を選んだ後、コントローラーに一切触れずに実時間で丸々1時間(60分間)放置しなければなりません。1秒でも早くボタンを押せば地図は破れて即座に詰みとなり、逆に長すぎても消滅するという、当時のファミコン少年にとっては拷問に近い仕様でした。

旅費を稼ぐための「パチンコ やり方」も独特で、パチンコ店で玉を5,000発以上出して換金する過程で、暴力団員に絡まれて強制戦闘に突入するなど、どこを切り取っても危険な罠が張り巡らされていました。

そして最大の難所として立ちはだかるのが、南海の孤島へ向かう「ハンググライダー」のミニゲームです。劣悪な操作性と容赦のない鳥や敵の猛攻、燃料制限、画面外へのスクロールアウト即死など、アクションゲームとしての難易度は極悪を極めます。高度を一定に保ちつつ、特定の風の気流を見極めて上下に微調整を繰り返す独特の「ハンググライダー コツ」を掴まない限り、目的地である島に辿り着くことすら敵いませんでした。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest