雨が降る英語はIt Rainsだけじゃない!ネイティブの使い分け術
雨が降る英語はIt Rainsだけじゃない!ネイティブの使い分け術にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
日本の英語教育や昔の参考書で必ずと言っていいほど紹介されるイディオム「It's raining cats and dogs.」。しかし、現代の英語圏のリアルな実態を調査すると、この表現を日常会話でそのまま使うネイティブスピーカーは極めて少数派です。若年層やビジネスパーソンへのインタビューでも、「幼い頃におとぎ話や教科書で見たことはあるが、普段の会話で口にすることはまずない」「少し古風で大げさ、あるいは冗談めかした響きに聞こえる」という声が大半を占めます。
では、現代のストリートやカジュアルな間柄ではどのような表現が交わされているのでしょうか。若者言葉や口語表現における雨の英語スラングとして、北米では「It's dumping out there.(外はドバドバ降っている)」、イギリスやオーストラリアなどの英連邦諸国では「It's bucketing down.」や、よりくだけた「It's pissing down.(下品なスラングのためフォーマルな場では厳禁)」といった表現が頻繁に耳に飛び込んできます。
こうしたスラングを無理に使う必要はありませんが、「教科書の慣用句=現代ネイティブの日常表現」とは限らないという言語の変遷を理解しておくことは、生きたコミュニケーションにおいて極めて重要な教養と言えます。