曙の身長203Cmと最高体重の真相!若貴との体格差から激闘史を徹底検証
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相撲の世界には古くから「長身力士は大成しにくい」という定説がありました。背が高ければ高いほど重心が高くなり、下から低く潜り込まれると脆さを露呈しやすいためです。実際、長い大相撲の歴史の中で、歴代横綱として身長200cmを超えた力士は曙太郎を含めてごくわずかしか存在しません。
江戸時代から続く歴代73人の横綱のデータを検証すると、第54代横綱・輪島が186cm、第55代・北の湖が179cm、第58代・千代の富士が183cm、平成以降の絶対王者である第69代・白鵬が192cm、第73代・照ノ富士が192cmと、歴代屈指の名横綱たちであっても180cm台から190cm前後に集中しています。2メートルを超えて綱を締めたのは、昭和初期の第34代横綱・男女ノ川(公称202cm)など極めて稀なケースに限られていました。
男女ノ川の時代は計測方法に曖昧さが残るため、近代的な精密計測のもとで200cmを超えて横綱に登り詰めた唯一無二の存在こそが曙太郎でした。師匠である元関脇・高見山(東関親方)の徹底した指導のもと、腰高の弱点を克服するために基礎的な下半身強化を徹底。長い腕をフルに活用し、相手の顎を押し上げる「突っ張り」の威力を極限まで高めたことで、長身を最大の武器へと昇華させたのです。
相撲史において曙が達成した偉業は、「大柄な力士は足腰が脆い」という旧来の固定観念を力でねじ伏せ、近代相撲のフィジカル基準を一段引き上げた点にあります。