あくびで涙が出るのはなぜ?悲しくないのに溢れる体の仕組みと病気のサイン
あくびで涙が出るのはなぜ?悲しくないのに溢れる体の仕組みと病気のサインについて見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
Q1:悲しくないのにあくびで出る涙と、悲しい時に出る涙は成分が違うのですか?
A1:成分が明確に異なります。あくびや異物混入によって出る涙(反射性分泌)は、主に目を保護・洗浄するために主涙腺から急遽分泌されるため、水分が約98%を占め、塩分濃度が低くサラサラしています。一方、悲しみや感動など感情の激変で流れる涙(情動性流涙)には、ストレスホルモンの一種である副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)やプロラクチン、エンケファリンなどのタンパク質が多く含まれており、体内のストレス物質を体外に排泄する役割を果たしています。
Q2:あくびをしても涙がまったく出ない体質は、どこか悪いのでしょうか?
A2:普段から目の乾燥感や痛みがなく、眼科検診でも異常を指摘されていないのであれば、眼輪筋の付き方や骨格の構造上、涙嚢への圧迫が逃げやすいだけの個人差であり問題ありません。ただし、「目がゴロゴロして開けていられない」「視界がかすむ」「光が異様に眩しい」といった自覚症状を伴う場合は、重症のドライアイや涙腺炎、シェーグレン症候群の可能性があるため、一度シルマー試験(涙の分泌量検査)を受けることを推奨します。
Q3:あくびによる涙でメイクが落ちるのを防ぐ、現場で有効な対策はありますか?
A3:あくびを催した瞬間に「目をギュッと強く閉じない」ことが最大の防止策です。涙が溢れ出る決定打は眼輪筋の強力な収縮によるポンプ圧搾であるため、あくびが出そうになったら、意識的に口だけを静かに開き、目は見開くか力を抜いて薄目を開けた状態を保つことで、涙嚢や涙腺への圧迫を最小限に抑えられます。また、ウォータープルーフ仕様のコスメを選ぶだけでなく、目頭側のキワに油分や皮脂が溜まらないようパウダーで抑えておくことも有効です。