The Shape of Voice」の意味が判明!英題に隠された真相とは

The Shape of Voice」の意味が判明!英題に隠された真相とはの概要と注目ポイントを一挙に解説しました。

本作を語る上で欠かせないのが、常用漢字の「声」ではなく旧字体の「聲」が意図して選ばれている点です。『公式ファンブック』や当時のインタビューにおいて、原作者・大今良時氏はその漢字の成り立ちに対する強いこだわりを明かしています。

「聲」という漢字の構造を分解すると、上部に「声(声を発する)」と「殳(手で打つ・身振り)」、そして下部に「耳(音や声を受け止める)」が配置されていることが分かります。すなわち、「聲」とは本来、「声」「手」「耳」が揃って初めて成り立つ文字なのです。

言葉を口から発声するだけではコミュニケーションは完結しません。手話や身振り手振りで想いを形作ること、そして相手の発信を耳と心で誠実に受け止めること。双方向の行為が重なって初めて「こえ」が成立するという作者の強固な信念が込められています。「声」一文字では零れ落ちてしまう手話の存在や相手の痛みを聴き取る姿勢をすくい上げるため、あえて「聲」の文字が選択されたという背景は、まさに「the shape of voice」という直訳の根拠を力強く裏付けています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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