サッカー日本代表マークの鳥はなぜ3本足?八咫烏の由来と歴史の真相

サッカー日本代表マークの鳥はなぜ3本足?八咫烏の由来と歴史の真相に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

日常の街中では忌み嫌われることもあるカラスが、なぜ国家を代表するアスリートの胸を飾ることになったのか。その理由は、日本建国にまつわる原初神話に隠されています。

記紀(『古事記』『日本書紀』)に記された神武東征の伝承において、初代天皇となる神武天皇が熊野の険しい山中で霧と険路に阻まれ、行徨い立ち往生した際、天照大御神から遣わされたのが八咫烏でした。八咫烏は暗闇を切り裂くように空高く舞い上がり、軍勢を大和(奈良県橿原の地)へと正しく先導。過酷な苦難を乗り越えて偉業を成し遂げさせた功績から、八咫烏は古典において「勝利と希望へ導く道案内(みちびき)の神」として崇められるようになりました。

ここに、サッカー日本代表がカラスを掲げる最大の哲学があります。サッカーとは、敵陣にめぐらされた密集をかいくぐり、ボールを確実に相手ゴールという目的地へ運ぶ知的な球技です。八咫烏の「目的地へ迷わず導く力」は、決定力不足に悩みながらも勝利を手繰り寄せようとする日本代表の進路を照らすアイコンとして、これ以上ない合致を見せたわけです。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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