阪神淡路大震災のマグニチュードと震度7の真相|M7.3直下型の教訓

阪神淡路大震災のマグニチュードと震度7の真相|M7.3直下型の教訓の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。

インターネット上の議論や過去の資料で頻繁に見られる疑問点として、「なぜM7.2と記載されている資料とM7.3と記載されている資料があるのか」という点があります。

これは、気象庁が2001年にマグニチュードの計算方式を最新の地震計データに即した高精度な計算式(気象庁マグニチュードの改定)へと更新したためです。過去の主要地震も再計算され、兵庫県南部地震はM7.2からM7.3へと正式に改定されました。どちらかが誤情報というわけではなく、測定技術の進歩に伴う精緻化の結果です。

また、当時の気象庁の震度階級は「震度0から震度7」の8段階でしたが、震度7は現場調査員による家屋倒壊率等の後日調査でしか判定できませんでした。この震災での情報伝達の遅れを契機に、1996年4月に気象庁震度階級が改正され、震度5と6にそれぞれ「弱・強」が新設され、現在のように計測震度計によって震度7までが迅速に自動発表される体制へと移行しました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest