ジェイソンのホッケーマスクなぜ?誕生秘話と歴代デザインの真相
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ホッケーマスクの存在感があまりに強烈であるため、彼がなぜ顔を隠し続けているのかという根本的な理由や、ジェイソンにまつわるパブリックイメージの誤りが放置されがちです。
仮面の下にある「素顔の真相」
劇中においてジェイソンが頑なに顔を覆い隠すのは、先天的な水頭症および頭蓋顔面奇形による容貌への激しい劣等感が根底にあります。幼少期にクリスタルレイクのキャンプ場で周囲の子供たちから激しいいじめを受け、湖へ突き落とされて溺死寸前に追い込まれたトラウマが、彼の行動原理のすべてです。
映画ごとに特殊メイクのディテールは異なりますが、名手トム・サヴィーニらが手掛けた素顔は、歪んだ頭蓋骨、大きく垂れ下がった右目、露出した歯列など、見る者に生理的嫌悪と同時に深い悲哀を感じさせる造形になっています。マスクを脱がされるシーンはシリーズを通じて彼が最も激昂、あるいは怯える瞬間として描かれます。
日本で広まる「チェーンソー」という巨大な勘違い
バラエティ番組のコントや一般的なパロディにおいて、「ジェイソン=チェーンソーを振り回す大男」と描写されるケースが後を絶ちません。しかし、ジェイソンが劇中でチェーンソーを主武器として使用したことは基本的にありません。
チェーンソーをトレードマークとする殺人鬼は、1974年の傑作ホラー『悪魔のいけにえ』に登場する「レザーフェイス」です。ジェイソンのメインウェポンは一貫して「ナタ(マチェーテ)」や斧、あるいは現場にある日用品です。日本国内においてスプラッター映画のイメージが混同された結果、この誤ったパブリックイメージが定着してしまいました。