なぜ大揺れは後から来る?地震のP波とS波の違いと仕組みを徹底解説

なぜ大揺れは後から来る?地震のP波とS波の違いと仕組みを徹底解説についての真相をご紹介します。

地震の揺れ方は、震源のタイプによって全く異なる表情を見せます。過去の大規模震災における被災者の手記や体験談を検証すると、P波とS波の伝わり方が人間の心理と避難行動にどれほど深い影響を与えるかが浮き彫りになります。

内陸直下型地震の現場:P波とS波がほぼ同時に直撃する恐怖

震源が足元にある内陸直下型地震(阪神・淡路大震災、熊本地震、能登半島地震など)では、震源距離が極めて短いため初期微動継続時間(P-S時間)がほとんど存在しません。

現場の手記では「下から突き上げられる『ドン!』という凄まじい衝撃音と同時に家が倒壊した」「構える時間など一切なく、体が宙に浮いた」と語られます。P波の上下動とS波の水平動がほぼ間髪を容れずに襲来するため、緊急地震速報の通知画面を見る間もなく大揺れに突入するケースが多発します。

海溝型巨大地震の現場:長い初期微動の後に襲い来る巨大なうねり

沖合数百キロメートルの海底プレート境界で発生する海溝型地震(東日本大震災や想定される南海トラフ巨大地震)では、震源からの距離が離れているため、初期微動継続時間が数十秒から1分以上続くことがあります。

東日本大震災の当時、多くのオフィス街や住宅地では「カタカタという小刻みな揺れがいつまでも止まらない」という異変の後に、かつて経験したことのない強烈な主要動が数分間にわたって続きました。初期微動の長さ自体が、これから襲来する地震規模(マグニチュード)の規格外な大きさを物語るシグナルとなります。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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