ミームとは?本来の意味からバズる理由・最新トレンドまで徹底解明

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「ミーム(meme)」という言葉を人類史上初めて生み出したのは、イギリスの著名な進化生物学者リチャード・ドーキンスです。彼は1976年に発表した世界的名著『利己的な遺伝子』(The Selfish Gene)の中で、生物の遺伝情報を伝える「遺伝子(Gene)」に対比させる形で、「脳から脳へと模倣を通じて複製・伝達される文化情報単位」としてギリシャ語の「mimeme(模倣されるもの)」を短縮した造語「meme」を提唱しました。

メロディ、キャッチコピー、ファッション、建築技術、宗教の儀式などはすべて、人々の模倣を通じて世代を超えて生き残り、変異していく文化の遺伝子=ミームであるという理論です。

この生物学・社会学の概念が、1990年代以降のパソコン通信やワールドワイドウェブ(WWW)の登場によって、デジタルの海へと移植されました。これがインターネットミームの歴史の幕開けです。

1990年代後半には、CGアニメーションがループする「ダンシング・ベイビー(Dancing Baby)」が電子メール経由で世界中に拡散。2000年代初頭の日本では、匿名掲示板「2ちゃんねる」を中心に「ギコ猫」「モナー」などのアスキーアート(AA)や「電車男」「吉野家コピペ」といったテキスト文化が隆盛を極めました。Flash動画全盛期を経て、2010年代以降はTwitter(現X)やYouTube、そして2026年代にはTikTokをはじめとする縦型ショート動画プラットフォームへと主戦場を移し、その拡散速度は遺伝子の進化スピードを遥かに凌駕するレベルに達しています。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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