カーリングストーンの値段は1個いくら?1セット300万円の衝撃理由

カーリングストーンの値段は1個いくら?1セット300万円の衝撃理由について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。

カーリングストーンがこれほど高額な最大の理由は、原材料となる石材の極端な希少性にあります。世界最高峰の公式大会で使用されるストーンは、スコットランド西岸沖に浮かぶ無人島「アルサクレイグ島(Ailsa Craig)」で採掘された花崗岩のみで作られているからです。

アルサクレイグ島で採れる花崗岩(ブルー・ホーンおよびコモン・グリーン)は、一般的な石材と比べて驚くべき特性を持っています。

第1に「極めて低い吸水性」です。氷の上を滑るストーンは、氷の微細な水分を吸ってしまうと内部で凍結・膨張し、亀裂が入ってしまいます。アルサクレイグ島の花崗岩は分子構造が緻密で水分をほとんど吸わないため、氷点下の過酷な環境でもヒビ割れを起こしません。

第2に「卓越した硬度と弾力性」です。激しい衝突を繰り返しても欠けにくく、氷の表面(ペブル)との摩擦を均一に保ち続けることができます。

現在、アルサクレイグ島は野鳥の保護区に指定されており、環境保護の観点から採掘は数年に一度、限られた量しか許可されていません。この原石を独占加工しているのが、老舗メーカー「ケイズ・オブ・スコットランド社(Kays of Scotland)」です。熟練の石工が手作業を交えて精密に削り出し、真円度とバランスを極限まで追求するため、工芸品並みの製造コストが発生します。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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