西沙諸島の領有権争いと軍事拠点化の真相!中国実効支配の歴史と現在
西沙諸島の領有権争いと軍事拠点化の真相!中国実効支配の歴史と現在の重要ポイントをご紹介します。役立つ情報が満載です。
西沙諸島の現状を決定づけたのが、歴史の転換点となった1974年1月の「西沙諸島の戦い」です。
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第二次世界大戦後、西沙諸島は東側のアンフィトリテ群島(宣徳群島)を中国が、西側のクレセント群島(永楽群島)をベトナム共和国(南ベトナム)がそれぞれ分掌して実効支配していました。しかし、ベトナム戦争末期で米軍が撤退し南ベトナム軍が弱体化した間隙を突き、中国海軍が奇襲的な武力行使に踏み切ります。
激しい海戦の末、中国軍は南ベトナム軍の艦艇を撃沈・撃退し、西側の島々にいた部隊を制圧。この戦いによって中国は西沙諸島全域の実効支配を一気に確立しました。1975年の南北ベトナム統一後、誕生したベトナム社会主義共和国も主権を主張し続けたものの、武力で奪われた領土を奪還することは極めて困難な現実が続いています。
2014年には、中国の国営石油会社が西沙諸島周辺海域に大型掘削リグ「海洋石油981」を設置したことで、両国の警備船同士が体当たりを繰り返す大規模な衝突事案に発展。民間でもベトナム国内で激しい反中デモが巻き起こるなど、現在に至るまで主権を巡る火種はくすぶり続けています。