4月7日は何の日?アトム誕生から大和沈没まで激動の歴史を解説
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輝かしい祝祭や理想の裏側で、4月7日は人類が直面した過酷な悲劇と向き合う厳粛な日でもあります。日本の近代史において最も重い痛恨事の一つが、1945年4月7日の戦艦大和の沈没です。
第二次世界大戦末期、沖縄救援を名目に燃料片道分のみを搭載して出撃した「天一号作戦(菊水作戦)」において、世界最大の主砲を誇った戦艦大和は米軍機数百機による猛烈な魚雷・爆弾の波状攻撃を受けました。鹿児島県坊ノ岬沖の東シナ海にて、14時23分に大爆発を起こして沈没。乗組員3,332名のうち、戦死者は3,056名(公式記録)に達しました。
生還した元乗組員の手記や遺族会の証言には、「傾斜する甲板で互いの名を呼び合いながら波に呑まれていった戦友の叫びが、今も耳から離れない」という凄絶な告白が残されています。巨大な軍艦の最期は、太平洋戦争の事実上の終焉を象徴する痛烈な爪痕として、戦後日本の平和観の根底に刻み込まれました。
また、国際社会の記憶として忘れ去られてはならないのが、1994年4月7日に始まったルワンダ虐殺(ジェノサイド)です。
前夜に発生したルワンダ大統領搭乗機の撃墜事件を直接の引き金として、多数派フツ族の過激派組織が少数派ツチ族および穏健派フツ族の組織的殺戮を開始。国連PKO部隊の撤退や国際社会の介入遅れという致命的な過失のなか、わずか100日間で約80万人(諸説あり、当時の人口の1割以上)もの尊い命がナタや銃器によって奪われました。国連はこの痛切な反省から、4月7日を「1994年のルワンダにおけるツチに対するジェノサイドを考える国際デー」に指定しています。
さらに国内の近年における記憶としては、2020年4月7日に当時の安倍晋三首相が発令した、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う日本初の「緊急事態宣言」(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡の7都府県対象)が挙げられます。私たちの生活様式、働き方、対面でのコミュニケーションの前提が根底から覆されたあの一報も、この4月7日の夕刻に告げられた歴史の変節点でした。