シジュウカラに似た鳥の正体!胸のネクタイと鳴き声で見抜く識別術
シジュウカラに似た鳥の正体!胸のネクタイと鳴き声で見抜く識別術にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
樹上だけでなく、視界を少し広げると「白と黒のツートンカラー」をまとった野鳥は意外なほど周囲に存在します。その代表格がハクセキレイです。
「庭にシジュウカラのような白黒の鳥がやってきた」と語る方の目撃談を検証すると、実際には地面をトコトコと早足で歩くハクセキレイだったというケースが珍しくありません。ハクセキレイは全長約21cmとシジュウカラ(約14.5cm)より格段に大きく、尾羽を上下にピコピコと振りながらアスファルトや芝生の上を闊歩します。樹木の枝先に留まって採餌するシジュウカラとは行動パターンが根本から異なるため、足元を観察すれば見誤ることはありません。
さらに、混群(異なる種類の小鳥が集まって行動する群れ)を形成する仲間として見落とせないのがエナガ、ヤマガラ、そしてゴジュウカラです。
エナガは白を基調とした極小の綿毛のような体に極めて長い尾羽を持ち、「ジュリリ、ジュリリ」と鳴きながら枝先を素早く移動します。ヤマガラは頭部に黒と白のラインが入るものの、お腹と背中が鮮やかな赤茶色(レンガ色)に染まっているため、腹部の色さえ確認できれば識別は容易です。
一方、名前に「カラ」と付きながらゴジュウカラ科に分類されるゴジュウカラは、背中が美しい青灰色(鉛色)で、目元を通る鋭い黒い過眼線が特徴的です。最大の見分け方はその動きにあり、木の幹に垂直に留まるだけでなく、頭を下にして木の幹を逆さまに駆け下りることができる日本唯一の野鳥です。樹皮を逆走する姿を見かけたら、それはシジュウカラではなくゴジュウカラと判断できます。