悪役商会歴代メンバーの現在!八名信夫の今と強面俳優陣の知られざる素顔
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悪役商会の存在感を決定的なものにしたのは、1990年に放送が開始されたキューサイ青汁のテレビCMでした。八名信夫が顔をしかめ、吐き捨てるように言い放った「まずい!もう一杯!」というフレーズは、流行語大賞の候補にもなるなど日本全国を席巻しました。
現代のマーケティング視点から見ても、商品を「まずい」と公言するCMは極めて異例でした。当時のエピソードとして八名自身が明かしているところによると、当初の台本には「美味しくて体にいい」といった無難な褒め言葉が並んでいたといいます。しかし、一口飲んだ八名は「こんな嘘をついて視聴者を騙すような芝居はできない。まずいものはまずい」と率直に現場で伝えたと証言しています。そのあまりの迫力と誠実さに感銘を受けたクライアント側が、「本音をそのまま流そう」と決断したことで歴史的CMが誕生しました。
このCMがもたらしたのは知名度だけではありません。「画面の中では極悪非道な男たちが、実は嘘をつけない極めて誠実で温かい人たちである」という事実が世間に知れ渡る契機となりました。
その証拠に、悪役商会は長年にわたり徹底したボランティア活動を継続してきました。1995年の阪神・淡路大震災では、地震発生直後に八名率いる悪役商会メンバーがいち早く現地入りし、炊き出しや支援物資の搬送を行いました。避難所で強面の男たちが割烹着を着て温かい炊き出しを配る姿は被災者の心を和ませ、「八名さんたちが来てくれて本当に救われた」と多くの感謝を集めました。
その後も2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震など、国難ともいえる大規模災害の現場には常に彼らの姿がありました。売名行為だと批判されることを嫌い、マスコミへの事前告知を極力排して被災者一人ひとりに寄り添い続けたその姿勢は、芸能界の内外から深い敬意を集めています。