非喫煙者や女性になぜ急増?肺がんの原因と初期症状チェック【2026】

非喫煙者や女性になぜ急増?肺がんの原因と初期症状チェック【2026】について分かりやすく解説いたします。最新の情報をご覧ください。

厚生労働省や国立がん研究センターの最新集計によると、喫煙率そのものは年々低下しているにもかかわらず、肺がんの罹患数自体は高い水準を維持しています。このパラドックスの中心にあるのが、非喫煙者に多発する「腺がん(せんがん)」の存在です。

肺がんにはいくつかの組織型がありますが、日本人の肺がん全体の約60%以上を占めるのが腺がんです。気管支の奥深く、肺の末梢(肺野部)に発生しやすい特徴を持ち、タバコの煙を直接吸い込まない人でも発症します。女性の肺がん患者においては、実に約80%がタバコを吸わない人であり、その大半がこの腺がんに分類されます。

2026年最新の研究によって、タバコを吸わない人や女性、そして若い世代の発症には、特定の「遺伝子変異(特にEGFR遺伝子変異)」が深く関与していることが確定的な事実として知られるようになりました。アジア人の非喫煙女性における肺腺がんでは、約半数にこのEGFR変異が見られます。タバコの発がん物質によって遺伝子が傷つく従来のルートとは全く異なり、体質的な遺伝子変異の獲得が細胞の無秩序な増殖の引き金となっているのです。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest