おしっこが泡立つのは病気のサイン?消えない泡の原因と受診目安を解説
おしっこが泡立つのは病気のサイン?消えない泡の原因と受診目安を解説の背景について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
尿の泡立ちを引き起こす原因は、腎臓の疾患だけにとどまりません。代謝や解毒を司る主要な臓器のトラブルも尿に現れます。
代表的な疾患が糖尿病です。血糖値が著しく高くなると、腎臓で糖を再吸収しきれなくなり、尿中に糖が排泄される「尿糖」の状態になります。糖分が多く含まれた尿は粘り気(粘度)が増すため、排尿時に泡立ちやすく、泡が消えにくくなります。また、糖尿病が進行して毛細血管が傷つくと「糖尿病性腎症」を併発し、蛋白尿が混ざってさらに泡立ちが顕著になります。「喉が異常に渇く」「尿の回数が増えた」「甘い匂いがする」といった症状を伴う場合は要注意です。
さらに、肝機能障害や胆道疾患によって尿が泡立つこともあります。肝臓に異常が生じると、胆汁に含まれる黄色い色素「ビリルビン」が血液中に溢れ出し、尿中に排出されます。ビリルビンは表面張力を下げる界面活性作用を持つため、尿が泡立ちやすくなります。尿の色が濃い茶褐色(ウーロン茶のような色)になり、黄色みがかった泡が立つ場合は、肝臓や胆のうのトラブルを疑う必要があります。