「気の置けない」の意味を誤解?語源から紐解く「気=遠慮」の真実
「気の置けない」の意味を誤解?語源から紐解く「気=遠慮」の真実とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。
日本の国語辞典における最高峰の一つ、岩波書店が刊行する『広辞苑』のページをめくってみよう。編者である新村出が編纂を手がけた初期から一貫して、「気の置けない」は「気遣いをする必要がない」「心から打ち解けられる」と定義されている。
辞書の記述は極めて厳密だ。半世紀以上にわたり、日本語の標準規範としてこの解釈を守り続けてきた。しかし、近代から現代へと語彙が流動化する中で、言葉の表面的な字づらに引きずられた受容が広がっていった歴史も垣間見える。