カメムシが寄ってくる意外な原因とは?洗濯物と光の罠を徹底解明
カメムシが寄ってくる意外な原因とは?洗濯物と光の罠を徹底解明の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
カメムシの被害は一年中均等に起こるわけではありません。明確なピークが存在し、カメムシの時期としては秋と春の年2回、特に9月下旬から11月中旬にかけて被害相談が激増します。
この秋の大量襲来は、カメムシが厳しい冬を乗り切るための「越冬場所探し」に起因します。気温が15度を下回り始めると、クサギカメムシやマルカメムシなどの越冬型昆虫は、山林の樹皮の隙間や枯葉の下を求めて集団移動を開始します。その移動ルート上にある住宅街のコンクリート建造物、サッシの隙間、暖房で温められた外壁や屋根裏は、彼らにとって理想的な越冬シェルターとして認識されてしまうのです。
近年話題となるカメムシの大量発生の理由には、地球規模の気候変動と山林生態系の変化が深く関与しています。農林水産省の病害虫発生予察情報でも指摘される通り、前年の冬が暖冬であった場合、越冬中の致死率が大幅に低下します。さらに、主食となるスギやヒノキの球果(実)が豊作の年を迎えると、春から夏にかけて幼虫が潤沢な栄養を得て爆発的に個体数を増やします。夏の猛暑が続くと発育スピードがさらに加速し、秋口に膨大な成虫群となって市街地へ一斉に飛来する土台が完成するのです。
庭先や周辺環境におけるカメムシの発生源となる雑草の存在も看過できません。キク科の雑草やクズなどのマメ科植物はマルカメムシの絶好の繁殖地となります。空き地や敷地周辺に生い茂った雑草を放置していると、そこが巨大な培養プラットフォームとして機能し、羽化した成虫が至近距離の自宅ベランダへなだれ込む構図が作られてしまいます。