歯垢を爪でカリカリ取る癖は危険?独特な臭いの正体と正しい除去法

歯垢を爪でカリカリ取る癖は危険?独特な臭いの正体と正しい除去法に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

「手元に器具がないから」「目立つ汚れを今すぐ落としたいから」と爪を使って歯垢を除去する行為は、口腔環境にとって百害あって一利なしと言わざるを得ません。

人の爪先や爪の間は、日常生活で触れる無数のモノから付着した黄色ブドウ球菌や大腸菌群などの雑菌の温床です。手洗いを十分にしていない爪を口の中へ入れること自体が、外来の病原菌を自ら歯周組織へと植え付ける行為に他なりません。

さらに深刻なのが、物理的な組織破壊です。爪の硬さは歯茎の柔らかい粘膜に対して非常に鋭利な凶器となります。歯と歯茎の境目(歯肉溝)をカリカリと擦ることで、目に見えない微細な傷が無数に生じます。その傷口へ爪に潜む雑菌や剥がれ落ちた歯垢内の細菌が入り込めば、歯肉の急性炎症や化膿、歯周ポケットの急速な悪化を引き起こす引き金になります。

また、過度な摩擦を繰り返すと、エナメル質表面に微小なスクラッチ傷がつき、かえってプラークが再付着しやすい粗造な表面を作り出してしまいます。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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