棘下筋の作用と肩関節外旋の真実|上がらない肩の痛みを解く機能解剖

話題沸騰中の 棘下筋の作用と肩関節外旋の真実|上がらない肩の痛みを解く機能解剖について、多角的な視点を分かりやすく掲載しています。

Q1:棘下筋の作用である「外旋」は、日常生活のどのような動作で使われていますか?
A1:外旋運動は、意識しない日常のあらゆる場面で頻繁に使われています。例えば、ジャケットやコートの袖に腕を通す動作、頭の後ろで髪を結ぶ動作、背中に手を回してファスナーやエプロンの紐を結ぶ動作、あるいは歯磨きやドライヤーで髪を乾かす姿勢などです。これらの動作で肩に引っかかりや痛みを感じる場合、棘下筋の柔軟性低下や滑走不全が生じている可能性が極めて高いといえます。

Q2:棘下筋が萎縮しているかどうかを自分で見分けるセルフチェック方法はありますか?
A2:背中を合わせ鏡で確認するか、ご家族にスマートフォン等で肩甲骨周辺の写真を撮影してもらうのが最も確実です。肩甲骨の真ん中を横に走る骨の出っ張り(肩甲棘)の下側を見て、健康な側と比べて筋肉の膨らみが失われ、平坦になっている、あるいはスプーンでえぐり取られたように凹んでいる場合は棘下筋の萎縮が疑われます。また、肘を90度に曲げて脇を締め、外側に手を開く外旋の力比べをした際に、患側が明らかに力負けする場合も神経障害や腱板不全の徴候です。

Q3:インナーマッスルの筋トレは、毎日行ったほうが効果的ですか?
A3:自重や低負荷チューブを用いた軽微な活性化(アクティベーション)目的であれば、毎日行っても問題ありません。しかし、ペットボトルや軽いダンベルを用いて筋肉にしっかりとした疲労感を与える筋力強化プロトコルの場合は、筋肉の回復プロセスを考慮して週に3〜4回(1日おき)のペースで行うのがバイオメカニクス的にも最も推奨されます。痛みが増悪した場合は直ちに中止し、負荷を下げてください。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest