コーンスターチは体に悪いは本当?遺伝子組み換えや血糖値リスク検証
コーンスターチは体に悪いは本当?遺伝子組み換えや血糖値リスク検証の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
インターネット上で最も読者を震え上がらせているのが「コーンスターチ 発がん性 噂の真相」と「コーンスターチ 遺伝子組み換え 危険性」の言説です。しかし、結論から言えば、公衆衛生上、市販のコーンスターチが直接発がんを引き起こすという信頼に足る医学的データは存在しません。 では、なぜこのような噂が生まれたのか。食品分析の専門機関および業界関係者の取材から、2つの背景が浮かび上がります。
第1の背景は、過去に海外で発表され後に科学的妥当性を巡り論争となった「遺伝子組み換えトウモロコシをラットに長期投与した実験」のセンセーショナルな報道の残滓です。欧州食品安全機関(EFSA)や日本の食品安全委員会をはじめとする各国の規制当局は、厳格な安全性審査を通過した組み換え品種について人体への毒性や発がん性を否定しています。さらに、日本国内で流通する食品用トウモロコシは、遺伝子組み換え混入を防ぐ「分別生産流通管理(IPハンドリング)」が厳格に管理されており、消費者が明確に選択できる流通網が敷かれています。
第2の背景は、トウモロコシに発生する自然毒「カビ毒(マイコトキシン/アフラトキシン)」や、ポテトチップス等の高温加熱で問題視される「アクリルアミド」の混同です。輸入トウモロコシは港湾の検疫所にて水際検査が徹底されており、基準値を超えるカビ毒が検出されたロットは国内に入ることなく廃棄・積戻し処分されます。一般的な家庭料理や製菓におけるコーンスターチの使用において、発がん性物質のリスクを過剰に恐れる必要はありません。