中国茶の入れ方で香りと味が激変!プロが明かす抽出黄金比と茶器不要の極意
中国茶の入れ方で香りと味が激変!プロが明かす抽出黄金比と茶器不要の極意の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
「専用の茶器がないから美味しく淹れられない」と諦める必要は一切ありません。中国茶の淹れ方を初心者がマスターするための最短ルートは、手持ちの道具を工夫茶のロジックに適応させることです。
まず、日本の横手急須を活用する中国茶の急須での淹れ方です。日本の急須は容量が200〜300mlと大きめに設計されているため、湯を並々注ぐと茶葉が浸かりすぎて失敗します。ここで有効なテクニックが「湯量を器の半分以下に制限する」手法です。急須に茶葉を約4〜5g入れ、沸騰したての熱湯を100〜120ml程度だけ注ぎます。蓋をして約20秒数えたら、最後の一滴(ゴールデンドロップ)まで残さず別のカップに注ぎ切ります。急須内部に湯を残さないことが、2煎目以降の茶葉の蒸れを防ぎ、雑味を出さないための絶対条件です。
さらに手軽な方法として、オフィスや自宅のデスクで重宝される「マグカップ法(農夫泡)」があります。耐熱マグカップに茶葉を2〜3g直接放り込み、熱湯を注ぐだけのスタイルですが、ここにも美味しく仕上げるコツがあります。茶葉が底に沈むまで約2分間静かに待ち、カップの上部7割ほどを飲み、底に3割の湯が残った状態で再び熱湯を継ぎ足していく「留根法(リウゲンファ)」を採用します。この方法をとることで、味が急激に薄まるのを防ぎ、作業中も常に安定した風味を持続させることができます。