庭や公園で見かける尾の長い鳥の正体は?羽色別の見分け方と鳴き声を徹底解説
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道路の舗装路面やスーパーの駐車場、マンションのベランダなどで頻繁に目撃される「尾の長い白黒の鳥」といえば、筆頭に挙げられるのがハクセキレイです。スズメよりも一回り大きく、白と黒の明快なコントラストを持ち、長い尾を上下に小刻みにパタパタと振りながら早足で歩き回るのがトレードマークです。
ハクセキレイは元来、北日本の水辺を中心とする野鳥でしたが、過去半世紀の間に急速に内陸の人工都市環境へ適応しました。車のヘッドライトに照らされた夜間の蛾を捕食したり、歩行者が落としたスナック菓子の破片をついばんだりと、都市の構造をたくみに利用して個体数を伸ばしています。飛び立つ際には「チチン、チチン」とリズミカルな高い金属音を響かせ、波を描くように波状飛行するのも大きな識別点です。
また、同じセキレイの仲間で、腹部が鮮烈なレモンイエローに染まるキセキレイも忘れてはなりません。ハクセキレイよりもさらに尾羽の比率が長く、身体全体を細身に見せるシルエットを持っています。キセキレイはアスファルトの乾いた街中よりも、水質が比較的保たれた親水公園のせせらぎや渓流沿いを好むため、黄色い腹部と水辺の環境が合致すれば即座にキセキレイと特定できます。
西日本、とりわけ九州の佐賀平野や福岡県南部に住む読者にとって、身近な「尾の長い白黒の鳥」といえばカササギ(別名:カチガラス)です。カササギは国の天然記念物に指定されている地域もあり、全長約45cmとハトよりも大型。黒い胴体に白い腹部、そして青緑色の金属光沢を帯びた長大なグラデーションの尾羽を持ちます。「カチカチカチ」という硬質な鳴き声で電柱の上や田畑に陣取る姿は、北九州の原風景として親しまれています。