虚血性心疾患の前兆と初期症状を見抜く!狭心症と心筋梗塞の違いと最新予防

虚血性心疾患の前兆と初期症状を見抜く!狭心症と心筋梗塞の違いと最新予防の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

虚血性心疾患という大枠の中に含まれる代表的な病態が「狭心症」と「心筋梗塞」です。両者は同じ冠動脈の病気でありながら、血管内部で起きている現象と心筋へのダメージにおいて決定的な違いがあります。

狭心症は、動脈硬化によって冠動脈の内腔が狭くなり、労作時などに心筋が必要とする酸素供給が一時的に追いつかなくなる状態です。安静にしたり血管拡張薬(ニトログリセリン)を使用したりすることで血流が回復し、心筋の組織自体は壊死に至りません。一方で心筋梗塞は、血管壁に蓄積したコレステロールの塊(プラーク)が破裂し、そこに生じた血栓によって冠動脈が完全に閉塞する病態です。血流が完全に途絶えると、わずか20分程度で心筋細胞の壊死が始まり、不可逆的な機能障害や心停止を引き起こします。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価病態のメカニズム狭心症:冠動脈の狭窄(血流低下)
心筋梗塞:冠動脈の完全閉塞(血流途絶)狭窄率75%以上で労作時に症状出現血管の内腔が狭いだけでなく、プラークの破綻しやすさ(不安定性)が最大のリスク要因。発作の持続時間狭心症:数分〜15分程度
心筋梗塞:30分以上持続狭心症は安静で軽快、心筋梗塞は安静にしても治まらない痛みが20分を超えて続く場合は心筋梗塞を強く疑い、躊躇なく救急要請を行うべき分岐点。救急搬送と治療の緊急性心筋梗塞:病院到着後90分以内の血流再開(カテーテル治療)が標準治療目標(Door-to-Balloon時間)発症から再灌流までの時間が予後を直結して左右1分1秒の遅れが壊死範囲を広げるため、自家用車での来院ではなく即座の119番通報が必須。虚血性心疾患突然死リスク急性心筋梗塞の発症後24時間以内の致死率はおよそ20〜30%(病院到着前の心室細動含む)院外心停止の主要因の筆頭致死的不整脈による突然死を防ぐには、前兆段階での医療介入とAEDの迅速な活用が不可欠。
山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest