マキの木剪定で枯れる原因とは?失敗を防ぐ時期と透かし剪定の極意
マキの木剪定で枯れる原因とは?失敗を防ぐ時期と透かし剪定の極意について知っておくべき 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
マキの木を脅かす最大の病害虫がマキサビダニです。肉眼では確認が極めて困難な0.2mmほどの極小ダニで、新芽の隙間に潜んで樹液を吸汁します。被害に遭うと、春の新葉がよじれて縮れたり、褐色〜灰褐色に変色して展開しなくなります。
対策としては、剪定によって風通しを改善するとともに、新芽が伸び出す4月下旬から6月にかけてバロックフロアブルやコロマイト乳剤などの専用殺ダニ剤を丁寧に散布することが効果的です。また、風通しが悪くなるとカイガラムシが寄生し、その排泄物から黒いカビが発生する「すす病」を誘発するため、透かし剪定そのものが最大の害虫予防策となります。
一方、枝が伸びすぎて庭の圧迫感が増した古木には、樹形をコンパクトに再生させる「強剪定リフレッシュ」が有効です。ただし、一度にすべての枝を切り落とすと光合成ができずに枯れてしまうため、以下の手順で2〜3年かけて段階的に進めます。
- 1年目(5〜6月):主幹の芯止めを行い、外側の枝を数本だけ強く切り戻して幹や太枝に日光を当てる。
- 夏〜秋:幹や枝の途中から「胴吹き芽(どうぶきめ)」が吹いてくるのを確認し、大切に育てる。
- 2年目(初夏):胴吹きした新枝が十分に育った段階で、古い外側の枝をさらに切り戻し、新しい樹冠へ世代交代させる。