テレビの常識を破壊した「倍返し」の怪物数字——メディア環境が激変した今、あの熱狂を再検証する
テレビの常識を破壊した「倍返し」の怪物数字——メディア環境が激変した今、あの熱狂を再検証するを詳しくリサーチ! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。
2013年夏、池井戸潤の小説を原作にTBS「日曜劇場」枠で放送された『半沢直樹』。初回視聴率は19.4%と高水準ではあったものの、回を追うごとに右肩上がりで数字を伸ばすという、現代では考えられないバブル的な急上昇を見せた。最終回で記録した42.2%という数字は、21世紀に放送された民放連続ドラマにおいて単独首位の快挙である。
関西地区に至っては最終回で45.5%を記録。街から人が消えたとまで言われたあの夜、日本中の居間がひとつの「劇場」と化した。決め台詞である「倍返し」は流行語大賞に輝き、単なるエンタメ作品の域を超えて社会の鬱屈を吹き飛ばす感情のインフラとして機能していた。