なぜ?ちいかわアニメでハチワレが青雲を熱唱した真相と日本香堂の粋な対応

なぜ?ちいかわアニメでハチワレが青雲を熱唱した真相と日本香堂の粋な対応についての真相をお届けします。

日本中の視聴者を驚かせたシーンが登場したのは、アニメ『ちいかわ』第31話「穴に落ちた①」(フジテレビ系『めざましテレビ』内にて放送)です。洞窟のような深い穴に落ちてしまい、自力で脱出できなくなったちいかわを見つけたハチワレが、助けを呼ぶために地上へと戻る道すがら、ご機嫌な様子で口ずさんだのがまさに「青雲のうた」でした。

ハチワレを演じる声優・田中誠人さんのあどけなく透明感あふれる声で歌われた「青雲 それは君が見た光、ぼくが見た 希望」のフレーズは、視聴者の眠気を一気に吹き飛ばすほどのインパクトを与えました。朝のニュース番組内で流れるアニメという文脈も手伝い、「本物のCMが始まったのかと思った」「ハチワレの歌声が可愛すぎて朝から涙が出た」と大きな話題を呼びました。

この楽曲の元ネタは、線香メーカーの最大手である株式会社日本香堂が1980年代から放映している代表的商品「青雲」のテレビCMソングです。作詞を伊藤アキラ氏、作曲を森田公一氏が手掛け、昭和から平成、令和へと受け継がれてきた日本の国民的ジングルの一つと言えます。

原作コミックスにおける描写とナガノ氏の意図

このシーンはアニメオリジナルの突飛な思いつきではなく、ナガノ氏による原作漫画に忠実な再現です。原作単行本『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』第1巻にしっかりと収録されています。

作者のナガノ氏は、日常のふとした瞬間に誰もが頭に浮かべる実在のCMソングやレトロなポップカルチャーを作中に自然と溶け込ませる卓越したセンスを持っています。ハチワレが歌う理由について特別な設定説明は一切なく、「どこかで耳にしたフレーズをご機嫌で口ずさんでいる」という子どものような無邪気な日常行動として描かれており、これが作品独特のリアリティとシュールな魅力につながっています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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