ダイヤモンドバックテラピン高騰の真相と2026年最新相場・飼育の罠

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全国の爬虫類イベントや専門店を取材すると、誰もが口を揃えるのが「仕入れ価格の構造的変化」です。かつてアメリカからまとまって輸入されていた野生採取個体(WC)は、現地の湿地帯開発による生息域破壊や食用乱獲の歴史を経て、アメリカ各州で厳格な保護管理下に置かれました。さらにワシントン条約(CITES)附属書IIへの掲載以降、原産国からの正規輸出ルートは極めて限定的なものとなっています。

取材に応じた輸入卸業者の担当者は、流通構造の転換点を次のように明かします。「2010年代半ばからアメリカ国内からの輸出枠が実質的に激減し、市場は完全に人工繁殖(CB)個体へとシフトしました。そこへ中国市場を中心とするアジア圏の富裕層・コレクターによる激しい買い付けマネーが流入したことで、国際相場そのものが桁違いに跳ね上がったのです」。日本国内でもブリーダーの高齢化や初期親個体の高騰により参入障壁が上がり、需要に対してダイヤモンドバックテラピンCB個体の供給量が決定的に追いついていないのがダイヤモンドバックテラピン価格高騰の理由です。

さらに、ダイヤモンドバックテラピンは性判別まで年数がかかり、繁殖可能になるまでメスで4年〜6年を要します。一度ブリードラインが途絶えれば再建に莫大な時間を要することも、卸値の高止まりを強烈に後押ししています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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