犬の肛門腺絞り完全ガイド|お尻歩きの理由と正しいやり方

犬の肛門腺絞り完全ガイド|お尻歩きの理由と正しいやり方に取り組みたい方へ、最短で成果を出す ガイドラインをお届けします。

「絞り方がよくわからないから」と分泌物の滞留を放置し続けると、取り返しのつかない重篤なトラブルへ発展します。もっとも警戒すべきは「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」とそれに伴う「肛門嚢破裂」です。

排出口が目詰まりを起こして袋の中に分泌液が長期間留まると、内部で細菌が増殖して化膿します。袋はパンパンに腫れ上がり、強い炎症と激痛を伴うようになります。炎症が進むと、皮膚が赤黒く変色し、熱感を帯びてきます。この段階になると、犬は尾に触れられることすら極度に嫌がり、唸ったり威嚇したりするようになります。

さらに内圧が高まり続けると、耐えきれなくなった分泌腺の薄い組織と外側の皮膚が裂け、お尻の皮膚に穴が開いて膿と血混じりの分泌物が噴出する「破裂」を引き起こします。破裂した患部はまるで抉れたような開放創となり、出血と凄まじい悪臭を放ちます。破裂に至った場合は、局所のデブリードマン(壊死組織の切除)、長期間の抗生剤投与、創傷洗浄、場合によっては全身麻酔下での外科的切除手術が必要となり、愛犬に莫大な身体的苦痛と飼い主への経済的負担を強いることになります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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