徳利の注ぎ口マナーは嘘?炎上の真相と宴席で本当に嫌われるNg所作
徳利の注ぎ口マナーは嘘?炎上の真相と宴席で本当に嫌われるNg所作の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。
数年前からテレビの情報番組やネットニュースで取り上げられ、大炎上を招いたのが「徳利の注ぎ口から注ぐのは失礼」という主張です。この説では「注ぎ口は円(縁)を切る形状をしているため、縁起が悪い」「かつて注ぎ口に毒を塗って暗殺する手口があったため、それを避ける名残」といった、もっともらしい理由が語られていました。
しかし、徳利の歴史や注ぎ口の由来を紐解くと、この説に学術的・歴史的な裏付けは一切存在しません。陶芸の構造上、尖った注ぎ口(烏口・注口)は、表面張力を利用して酒切れを良くし、卓上や着物に酒が垂れないよう職人が計算し尽くして設計した機能的な部位です。
注ぎ口の反対側(平らなフチ)から注ぐと、酒が器の側面を伝ってこぼれ落ち、かえって同席者の手元や衣服を汚す原因になります。日本酒造組合中央会や陶芸作家、さらには小笠原流礼法などの伝統的な礼儀作法研究者からも「注ぎ口を使って注ぐのが自然であり正しい」という見解が示されており、ネット上では「マナー講師が自身のビジネスのために創作した無意味なルール」として厳しい批判が相次ぎました。