ブラックエンペラー歴代総長の現在と真実|宇梶剛士ら幹部の武勇伝を追う
ブラックエンペラー歴代総長の現在と真実|宇梶剛士ら幹部の武勇伝を追うにまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。
インターネット上の掲示板や動画サイトでは、ブラックエンペラーにまつわる様々な誇張や事実誤認が氾濫しています。その最たる例が、作家・瓜田純士氏の実父である瓜田吉寿(うりた よしひさ)氏の組織内での立ち位置です。
一部のネット情報では「瓜田吉寿=ブラックエンペラー歴代総長」と混同されるケースが見受けられますが、公的記録および当時の関係者証言によれば、吉寿氏は総長ではなく、組織の黎明期から発展期にかけて新宿・杉並エリアで恐れられた「伝説的幹部・重鎮」というのが正確な史実です。素手での喧嘩において圧倒的な強さを誇り、組織の看板を背負って数々の修羅場をくぐり抜けた武勇伝が、息子の発信力と相まって一人歩きした結果と言えます。
また、もうひとつの大きな誤解が「ブラックエンペラー=凶悪な半グレ集団」という短絡的なレッテル貼りです。1970年代から80年代のブラックエンペラーは、縦社会の厳格な規約や理不尽な理屈を重んじる「昭和のツッパリ文化」の中にありました。しかし1990年代に入ると、永福町支部をはじめとする一部のチームが、杉並・世田谷地域の他チーム(宮前愚連隊、マッドスペシャルなど)と糾合し、悪名高い「関東連合」を形成します。
この過程で、伝統的なオートバイの集団暴走から、クラブ利権や特殊詐欺、闇金融といった経済犯罪を伴う都市型ギャングへと急激に変質を遂げました。かつて宇梶剛士氏らが率いた昭和のブラックエンペラーと、平成の関東連合直系メンバーが関与した地下社会のネットワークは、名称こそ継承されたものの、組織の思想的根幹は完全に別物へと変容していたのです。