安室奈美恵の全盛期はなぜ2度あった?社会現象の真相と伝説を徹底解説
安室奈美恵の全盛期はなぜ2度あった?社会現象の真相と伝説を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をお届けします。
「安室奈美恵の全盛期」を特定しようとする際、音楽ジャーナリズムやカルチャー批評では大きく2つの時代に意見が分かれます。一つは、日本列島全体を巻き込んだ狂乱の渦の中心にいた1995年から1997年のメガヒット期。もう一つは、R&B/ヒップホップ路線へと大きく舵を切り、ライブアーティストとしての完成形を見せつけた2007年から引退を迎えた2018年までの第2黄金期です。
1995年に小室哲哉プロデュースへと移行した彼女は、『Chase the Chance』『Don't wanna cry』『You're my sunshine』と立て続けにミリオンセラーを連発。1997年発売の『CAN YOU CELEBRATE?』は累計売上約229.6万枚を記録し、邦楽女性ソロアーティストのシングル売上歴代1位の座を不動のものにしました。この時代の彼女は、単なる人気歌手の枠を完全に超え、若者のライフスタイルそのものを決定づける象徴となっていました。
一方で、多くの音楽評論家や熱心なリスナーが「アーティストとしての真の全盛期」と評価するのが、2000年代後半に訪れた安室奈美恵の2度目の全盛期です。SUITE CHICでの挑戦を経て、2007年のアルバム『PLAY』でオリコン1位に返り咲き、2008年のベストアルバム『BEST FICTION』は150万枚以上のセールスを記録。テレビ番組への出演を原則として断ち、MC(曲間トーク)すら排除した2時間ぶっ通しのダンス&ボーカルライブスタイルを確立したこの時期こそ、彼女のパフォーマンスが極限まで研ぎ澄まされた瞬間でした。